第33回 LE CARACTÈRE 眺装展

2018年の眺装展のテーマは、

Contraste et Luminosité [ 対比と明暗 ] でした。

私が描いた言葉は「和以為貴」。

和以為貴

「和以為貴」
*和を以って貴しとなす(わをもってとうとしとなす)

人々がお互いに仲良く、調和していくことが最も大事なことであるという教え。

「和」の精神とは、体裁だけ取り繕ったものではなく、自分にも人にも正直に、
不満があればお互いにそれをぶつけ合い、理解し合うということ。

大人になると人は体裁良く周りと調和しようと相手に合わせることが多くなる。
それは、本当の意味で親しくなることはできない。
もし、わかり合えなかったときは、とことん話して相手の想いを知る。
それが、和をなすためには一番大切なこと。

この言葉は、聖徳太子が制定した十七条憲法の第一条です。
堅い言葉かもしれませんが、人としてこの世に生まれ、言葉を持っている私たちは、
お互いを理解し、みんながハッピーになるように行動すれば、
自ずと道は開けて良い方向に物事が進むのではないかと常々思っています。